この記事では「まずはお手頃価格でドローンを飛ばしたい」という方に向けて、1万円以下で購入できる人気のカメラ付き小型ドローンを紹介します。
今回紹介するドローンはすべてバッテリー込みで重量が200g未満ですので、航空法の対象となりませんが、200g未満のドローンにおいても航空法以外で該当する法律・条例がありますので下記記事もご参考下さい。
1位:Holy Stone HS160
Holy Stoneは安価で本格的な空撮用のドローンからトイドローンまで多く発売しています。その中でも、HS160はアマゾンで販売されているトイドローンでベストセラー1位を獲得しています。
Holy Stone HS160の基本スペック
機体重量 | 83.5g |
本体サイズ | 17×16×3.4cm |
制御距離 | 50m |
カメラ | 720p |
気圧センサー | あり |
モード変更 | 可能 |
このドローンの特筆すべき点は非常にコンパクトで折り畳み機構を備えているので持ち運びがしやすいという点です。本体が薄い設計になっており、アームが折りたためるのでコートのポケットなどにも入るくらいコンパクトになります。
カメラの解像度は720p(1280 x 720)を備えているので主にセルフィーなどに役立ちます。操作も簡単でスマホがあればワンタッチで離陸してくれ、気圧センサーで自動ホバリングをしてくれます。コントローラーも付属していて、モード1、モード2の変更が可能なので高機能のドローンの前段階としての練習としても最適です。
カメラ性能は1万円以下ということもあり、本格的な空撮用途としては厳しいですが、価格の割には満足できる撮影が可能です。
初めて飛行させる場合は安全を考慮して、プロペラガードの購入をオススメします。室内で飛行させる場合も壁にあたっても壁の傷を防いでくれたり、万が一人に当たっても怪我を防止できる場合があります。
屋内だけでなく移動を考慮している方は収納ケース付きをオススメします。別で購入するようりもセット購入がお得になります。
2位:Potensic A20W
PotensicもHoly Stoneなどと同様に、安価なトイドローンを多く販売している会社です。そのラインナップの中でもA20Wはカメラ付きのドローンの中で最も安価な機体で、コンパクトさと安全性が特徴となっています。
Potensic A20Wのスペック
機体重量 | 24g |
本体サイズ | 9.1×8×3.1cm |
制御距離 | 10~15 m |
カメラ | 解像度不明 |
気圧センサー | あり |
モード変更 | 不可 |
このドローンの良い点は、機体の重さが24gと非常に軽く軽量のため丈夫であり、かつ気圧センサーを搭載していて高度を一定に保ってくれるという点です。
最初からプロペラガードがついていおり、安全面からみてもプロペラが小さい分、ケガの度合いはあまり心配しなくて良いのでお子様向けの機体でもあります。
※これくらいのプロペラが指などに当たってしまった場合、痛みがあって切れることはあまりありませんが、皮膚が弱い部分などは切れて血が出ることもあります。
その反面機体の軽さのせいで外で飛ばす際には完全な無風状態でしか飛ばせませんが、リアルタイムでスマホに映像を写すことができるので、FPV(First Person View)で飛行も可能です。
バッテリー1本でおおよそ5分の飛行が可能です。基本的にはホバリングも安定性がありますが、ホバリングの練習にも向いています。カメラ性能はあまり期待はできないので空撮目的というよりはドローンレースに興味がある方にオススメです。
スマホの映像はゴーグルを使うことでより臨場感のある飛行を体験できます。
3位:DBPOWER X400
DBPOWERはBugsシリーズなどのブラシレスモーターを採用した高速のドローンからX400などの簡単に飛ばせるドローンまで手掛けているメーカーです。このX400の特徴は価格に対して非常に高い飛行能力を搭載しています。
DBPOWER X400のスペック
機体重量 | 112g |
本体サイズ | 30×30×7.5cm |
飛行時間 | 8-9分 |
制御距離 | 50メートル |
カメラ | あり(解像度不明) |
気圧センサー | なし |
X400の特筆すべき点は気圧センサーが搭載されておらず、自動での高度維持はできない、つまりより操作が難しいということです。昔のヘリラジコンのように、自分で高度を一定に保つ必要があるので、慣れるまでに多少の時間を要します。
DJI社を代表とする空撮目的の高額なドローンはGPSや気圧センサーが付いており、上昇または下降操作をしない限り自動で高度を保ちます。今後空撮をメインとする方はあまり必要ない操作となりますが、よりドローンの操作が上手くなりたい方やヘリラジコンにも興味がある、ドローンレースにも興味があるという方は高度をスティック操作で常に操作する練習が可能となります。
またカメラが付いていて簡単な空撮を楽しむことができ、ドローン自体に比較的重さがあるので屋外でも安心して飛ばすことができます。